飲食店のアルバイト面接で
椅子に座った瞬間に「採用」と言われて
驚いたことがあります。
アルバイトの面接を受けに行ったのに
「新店をオープンするので正社員にならないか」
と言われたこともありました。
これはわたしに限ったことではなく
業界全体ひいては日本全体の
<人手不足>を表しているのではないでしょうか。
■2025年問題
2025年問題と言われていますが
高齢化と少子化によって「働き手不足」が
そこまでせまっています。
現在も足りていないという声が聞こえてくる中、
あと1~2年後には、介護職員が38万人不足します。
38万人がどれくらいなのかというと
「ニューカレドニアの人口が30万人」
「back number 初の5大ドームツアーで38万人動員」
「2023年9月の台湾からの訪日客が38万5300人」
「アイスランドの人口が40万人」
並べてみましたが、わかりづらくて申し訳ございません。
いずれにしても大変な数字です。
増やしていくことが必要な人数を計算すると
年間5.3万人なのだとか。
しかし、大きく変わると書いて大変です。
適応していこうと思えば、
新たな選択肢を検討して良い時かもしれません。
■初めてに対する不安
特定技能外国人に対する受入施設の評価について
初めて外国人の方に働いていただく場合
「初めてなので」「経験がないので」不安だと思います。
でもそれはきっと、
「働いていただく方に対して責任を持って雇いたい」
誠実さの表れだと、ミトラは考えます。
出入国在留管理庁が
「新たな外国人材の受入れ及び共生社会実現に向けた取組」
という資料を出しています。
資料の「介護分野における特定技能外国人の受入れ事例」では
<特定技能外国人に対する受入施設の評価>が、
このように紹介されています。
◇まじめでひたむきに業務を行う姿を見て、
周りの日本人スタッフが感化され、相乗効果を示している。
◇言葉や動作など、介護の基礎を勉強しているので、習得が早い。
◇複雑な作業や工程の多い内容に関しては、
当然、習得に時間がかかるが、定型的な業務に関しては
習得が非常に早い。日本人と比べても同等もしくは同等以上。
◇日本人と違い、先入観などの主観的な視点がないので、
介護にとって必要であるシンプル、かつ、
客観的な視点で物事をみることができる。
このような人材が来てくれるのであれば
1歩踏み出して「良かった」と思えるのではないでしょうか。
■来なくなってしまう人がいる不安
求める人材を採用できたら
次の心配は「長く続けてくれるかどうか」です。
飲食店でも採用時のハードルが低い分、
働き始めてから来なくなってしまう人がいました。
様々な要因があり、1人1人に向き合って
原因の解明と改善が必要でしょう。
外国人は時間とお金をかけて日本語を勉強し、
海を越えて日本に働きに来てくれています。
まずは、採用時にお互いを良く知ることから
ミトラはお手伝いしたいと考えています。
また企業には、働きやすい、相談しやすい職場の
環境づくりをしていく姿勢が求められます。
御社の取組みを、応募者の方に、しっかり伝えてまいります。
⇒次回は、そのような不安に対する
<受入企業の取り組み、工夫>についてご紹介します。
【まとめ】
・日本は高齢化と少子化によって「働き手不足」
・外国人の雇用は「初めてなので」「経験がないので」不安
・「長く続けてくれるかどうか」心配
・日本人と外国人は「違い」はあるが
お互いにない「良いもの」を持ちあっている
・外国人だからではなく「個人」に向き合う
・企業もそれぞれで「環境づくり」の「姿勢」が求められる。